幸せについて本気出して考えてみたポルノグラフィティ 新藤晴一 ak.homma 岡野昭仁 / SE
ISBN : B000062SEB
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因島。。。という島をご存知だろうか
瀬戸内にあり、周囲を海に(当然か)囲まれた、小さな島。
かつて某造船会社が栄光の一時代を築いた原動力ともなった島。
ポルノグラフィティ・東ちづる・女流棋士の坂東香菜子・で、ま、村上ショージ。。。などを排出した島でもある。
ここはヒトツの島がヒトツの市(正確には、少し違うんだが。。。)として日本でただヒトツの島だった。
だった。。。
既に過去形だ。
今年の1月10日、因島市は尾道市に合併されてしまった。もう、「因島市」は、この世のどこにもなくなった。。。。。。。。。
あたしは幼稚園の年長さんから小学校6年の夏休みまでを、この小さな島で過ごした。
夏になると、近くのオリコ浜で毎日泳いだ。
家から水着着て走っていって、夕方までずっと泳いでた。
おやぢの休日には因島公園に行ったり。。。
備後クラブの裏手にあったかずこちゃん家で遅くまで遊んで帰るの忘れて、お袋に家に入れてもらえなかったり。。。
ヒトクイオババが出るという裏山を友達と手をつないで帰って(当然ながら、正規の通学路じゃない)
あちゃこちゃすりむいたり。。。
あたしのすべての原点は、あの小さな島にある。
ポルノグラフィティは、この因島市でロックのコンサートをやった、最初で最後のバンドとなった。
NHKでやった番組を録画して見た。
この島で高校には行ってないんで、彼らの高校への思い入れには、
悲しいかな、同調できなかったが、オリコ浜が今は閉鎖されてることを知った。
ポルノのボーカルも、ガキの頃には毎日、朝から晩までここで泳いでたらしい。
飛び込み台の上からバカみたいに何度も飛び降りて、またよじ登ってしたらしい。
あ~~。そうだよ。覚えてるよ。あの、飛び込み台。
あたしたちはタカハラサンのオバチャンに監視役になってもらって
ユウコチャンやタカチャンやで、みんなで競って泳いでったんだよ。
あたしは泳ぎにだけは自信があって、調子にのってブイの向こうまで行っちゃって
盆過ぎにはしょっちゅう、くらげの格好のエサにされてた。。。。。。
日本でたった一つの「島にして市」であるということは、ヒトツの誇りだった。。。。。。
に、近いことを、ポルノのボーカルの子は言ってた。
ライブは、島の高校生や小学生を招いてのもので、ま、普通のライブではあるけど
あたしは、彼らの島への想いをそこに観て、涙が止まらなかった。
因島市。。。。。。
段々畑と海と造船の、40㎢に満たない、小さな島。
島はあるけど、「因島市」はなくなった。
因島に帰りたい。。。一度でいいから、また、帰りたい。
オリコ浜では、もう泳げないけど。。。
ミツノショウのコンクリート長屋の造船社宅も、もうないけど。。。