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おたべさんの。無作為な音もしくは無軌道な音源

ウィスキーバーブルース

WATTS!GOING ON
東京60WATTS / / EMIミュージック・ジャパン
ISBN : B0001BUF7G
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東京60WATTS。。。
立教大の音楽サークルで知り合ったメンバーが中心になって、2004年にデビューしたらしいが、その日まで知らなかった。
ある日の早朝。
夫につきあって、朝まだきの町を車を飛ばしていた。。。。。。と言えば聞こえはいいんだが。
会社が管理するマンションのごみ収集日で、その日は連休かなんかで管理人さんがお休みだったもんで、ゴミ用の、なんてんだ?でかいバケツみたいなやつ。あれを出してやらなきゃいけないとかで、付き合わされたにすぎないのだが。

ま、とにかく、とある早朝。その曲は、ふと合わせたFM局から流れてきた。。。
朝っぱらに聴くには何とも重い、だけど、その歌詞がどうしようもなく惹かれる。
♪ウィスキーバーブル~~~~~~~~~ス。。。ってリフが耳にいつまでも残った。
帰って、ウィスキーバーブルースってキーワードで検索掛けまくり、そして見つけた。次の瞬間には、速攻でネットショッピングでCD注文してた。
とにかく、その歌を手元に置きたかった。

実は、歌詞がネット上にある。

http://tokyo60watts.com/lyrics/whisky.htm

著作権は一体、どうなっているんだろうか???と思ったら、60WATTSのサイトだった。心配して損した。

ボーカルの大川毅の声はどこかまだ幼さが残るような、でも透明な、不思議な味わいがあるんだが、こと、この曲に限って言えば、その味わいが見事に功を奏している。
昔よく聴いてた、酒飲みすぎて声をつぶした白人ブルースマンの。。。名前思い出せないが。。。とにかく、その男の歌をなぜか思い出した。

ブルース。。。聞きたいな。いいお酒で
# by otabe_music | 2007-10-15 17:39 | CD買った

ソウルフラワーユニオン ゴーストヒッツ00~06

ゴースト・ヒッツ 00~06(初回限定盤)(DVD付)
ソウル・フラワー・ユニオン / / バウンディ
ISBN : B000GALD28
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思えば、あれは1990年代の頭に近い頃だった。
ニューエストモデルの「ソウルサバイバーの逆襲」を聴いたのは。。。
なんかの音楽雑誌で激褒めしてたんだったような気がする
こたつ内紛争って曲が、とんでもないってことを書いてたんだったと思う
で。聴いた。
衝撃だった。。。
で、遡ってCD全部、そろえたんだっけか。

最初の頃は、音こそ普通のビートパンクだったんだが、歌詞がすごかった。

ソウルサバイバーの逆襲のタイトルチューンにもなってるそれは、
当時、いろんな意味でどん底だったあたしが、何度繰り返し聴いたか分からない。

結婚して、音から当分遠ざかってた頃。
阪神大震災の傷跡生々しい場所に、いきなり、そいつらは

ソウルフラワーモノノケサミット

とゆう名前で現れた。
ニューエストモデルは、メスカリンドライブとくっついて、ソウルフラワーユニオンとなっていた。

沖縄音楽や戦前戦中の愛唱歌を独特のサウンドに乗せて歌う中川頚の声は。。。。。。
変わっていなかった。
そして、進化し、深化していた。

しかし、その後また、あたしはソウルフラワーから、なぜか遠ざかっていた。

ある日。FMから懐かしい、聞き間違いようのない、中川の歌声が一瞬響いた。
何かがよみがえり、胸がぎゅ~っと痛くなって、気がついたら、CDをネット注文してた。

初回プレスのみ5曲入りDVD付
中川敬は冗談のように丸くなってしまってるけど、体形が。で、ついでに声も年を重ねて丸みを帯びた気がするけれど。
でも、やっぱり、どうしようもなく中川敬だった。

そして、何よりも、やはり。。。。。。歌詞が。。。
デビューから20年近く経つってのに、
そして、サウンド自体はどんどん「日本」へと戻ってきてるのに

今なお、痛いくらいにパンクだ。

あまりにストレートな時代批判は、でも、今やひょっとしたら、彼らしか出来ないのかもしれない。
歌で世界を変えるなんて、結局、今も誰も果たしてないけれど
歌で誰かをつなぎとめたまま、その人を変えていくことは出来るんだと思う。
その人が、ずっと何かに対して疑問を持ち続けてさえいるならば
再び、出会うときは来るんだと思う。
誰かに。そして、何かに。

あたしにとっては、多分、それがソウルフラワーユニオン。。。というより、中川敬なんだって気がする。

また。。。
遡って追いかけたくなった。20年ぶりに。
# by otabe_music | 2007-07-09 17:39 | CD買った

サイモンとガーファンクル

The Best of Simon & Garfunkel
Simon & Garfunkel / / Columbia/Legacy
ISBN : B00002MZ41
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映画「ボビー」であざといまでのタイミングで「サウンド・オブ・サイレンス」が流れたのを聴いた後
なぜだか変なときに「スカボローフェア」を耳にすることが多くなった
これはS&Gが、あたしを呼んでおるのか?と思って
ついうっかりベストアルバムを買ってしまった。

天使の歌声。。。

と、言われるお方は多くいらっしゃるが、アート・ガーファンクルもそのオヒトリで
それもあって、あと、S&Gはフォークだと思ってて、つ~か思い込んでて
まともに聴いてこなかったんだが
にも関わらず、流れる曲のほとんどは知ってるから、やはり偉大なグループなんだろう
なんぞと思ってて、ある曲でぶっ飛んだ。

ムチャクチャ、カッコエエ


それがなにかとゆうと。
A Hazy Shade of Winter
邦題を、冬の散歩道。有名な曲だ、これも

しっかし、こんなにカッコエエ曲だったっけか???
思わず、3度もリピートしてしまった。

ひょっとすると、あたしはサイモン&ガーファンクルに対して、余計な先入観しか持ってなかったのかもしれない
それとも年とって趣味が変わってしまったのか。どっちでもいいけど

とゆうことで。今更、S&Gに、はまってしもうた
# by otabe_music | 2007-03-09 17:45 | CD買った

THE Birthday~チバユウスケの声~

ある日ある時、その歌は、FMラジオから流れてきた。
聴いた覚えのある声に、聴いたことのないメロディ。だけど、その声は紛れもなく。。。

え?ミシェルガンエレファント復活ゥ????

素っ頓狂なあたしの叫びに、夫は車のハンドルを切り損ねかけた。

THE Birthday公式サイト

いわずと知れた、元ミシェルガンエレファントのチバユウスケを中心とする
・チバユウスケ(Vo,G)
・イマイアキノブ(G)
・ヒライハルキ(B)
・クハラカズユキ(Dr)
というメンバーのバンド。

2006年8月にファーストシングルを出し、10月にはファーストアルバム


Rollers Romanticsをリリースした。


Rollers Romantics
The Birthday / / ユニバーサル・シグマ
ISBN : B000J1071W
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で。このアルバム。
まず、その音のソリッドさにぶっ飛んでビビル。無条件に、カッコイイ
ミシェルガンの頃よりも、バンドの「音」というものへ重きをおいているのかと思う。とにもかくにも、「音」がいい。

なんだが。。。。。。
問題はチバの声だったりする。

かすれているのだ!!!!!

ふっとファルセットになると、それは懐かしく愛しいチバユウスケの声なんだが
敢えてそんな歌い方を選んだのか、そんな声になってしまったのか
とってもハスキーな、まるで甲斐よしひろみたいなチバユウスケがそこから聞こえる

一体、この声はどうしてしまったんだろうか?????

音が前面に出てはいるが、詩の世界はあくまで、チバユウスケのものであり
歌い方の特徴も、紛れもなく彼ではあるのだが。。。。。。

ミシェルガンを解散したのは、チバの声の問題か???とまで思ってしまった。

ま、でも、カッチョヨサは問題なく間違いなく、クールでソリッドでぶっ飛びものなんでいいんだけど
チバの声のナゾが、あたしには永遠にナゾだ。。。。。。
誰か、知ってたら教えてほしい。
# by otabe_music | 2007-02-24 19:40 | CD買った

ララバイSINGER

ララバイSINGER
中島みゆき / / ヤマハミュージックコミュニケーションズ
ISBN : B000ICLZ1I
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実のところ、ひょっとして。。。
中島みゆきは、あの中島みゆきをもってして、もしかしたら枯渇しているんではないかという。。。危惧があった

量産され続けるアルバムは、しかし、どれもこれもがシングルスであったり、セルフカバーであったり、ベスト版であったり。。。

3年ぶりのオリジナルアルバムだという。
そして、あたしは「枯渇」の2文字が中島みゆきの辞書にはないことを、今更ながらに思い知る。
12曲中4曲は、華原朋美・岩崎宏美・工藤静香、そしてTOKIOに提供された曲らしい。あたしはTOKIOが歌った〈歌っている〉「宙船」しか知らないが。。。

「宙船」を初めてTOKIOで聴いたとき、これって、みゆき?と思った。みゆきの曲と知ったとき、オリジナルで聴きたいと強く想い、こんなにも早く、その機会が与えられるとは思ってもいなかったんだけど。。。

たましいがふるえる。。。

♪その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
 おまえが消えて喜ぶものに おまえのオールをまかせるな

力強く歌われるとき、ともすれば挫けそうな己の昨日今日明日を思う。
いま。。。
あたしが消えて喜ぶものが。。。いるってわけじゃない。
逆に。。。
あたしが倒れたら、うろたえるものばかりがあたしの周囲に満ちて蠢く。

では。。。
漕ぎ続けねばならないと、頭をあげて胸を張ってみる。
たとえば掌が豆だらけになろうとも
たとえば急流に巻き込まれても
漕ぎ続けねばならない船が、ある。。。あるらしい。。。

まだまだ、あたしは中島みゆきに背中を押し続けてもらいたがっている


♪重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ
 重き荷は重く 坂道は果てもなく続くようだ
 がんばってから死にたいね がんばってから死にたいね
 這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら  「重き荷を負いて」

まだ、あたしは、笑って死ねる程には頑張っていない。。
# by otabe_music | 2007-01-27 16:57 | 中島みゆき