ゴースト・ヒッツ 00~06(初回限定盤)(DVD付)
ソウル・フラワー・ユニオン / / バウンディ
ISBN : B000GALD28
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思えば、あれは1990年代の頭に近い頃だった。
ニューエストモデルの「ソウルサバイバーの逆襲」を聴いたのは。。。
なんかの音楽雑誌で激褒めしてたんだったような気がする
こたつ内紛争って曲が、とんでもないってことを書いてたんだったと思う
で。聴いた。
衝撃だった。。。
で、遡ってCD全部、そろえたんだっけか。
最初の頃は、音こそ普通のビートパンクだったんだが、歌詞がすごかった。
ソウルサバイバーの逆襲のタイトルチューンにもなってるそれは、
当時、いろんな意味でどん底だったあたしが、何度繰り返し聴いたか分からない。
結婚して、音から当分遠ざかってた頃。
阪神大震災の傷跡生々しい場所に、いきなり、そいつらは
ソウルフラワーモノノケサミット
とゆう名前で現れた。
ニューエストモデルは、メスカリンドライブとくっついて、ソウルフラワーユニオンとなっていた。
沖縄音楽や戦前戦中の愛唱歌を独特のサウンドに乗せて歌う中川頚の声は。。。。。。
変わっていなかった。
そして、進化し、深化していた。
しかし、その後また、あたしはソウルフラワーから、なぜか遠ざかっていた。
ある日。FMから懐かしい、聞き間違いようのない、中川の歌声が一瞬響いた。
何かがよみがえり、胸がぎゅ~っと痛くなって、気がついたら、CDをネット注文してた。
初回プレスのみ5曲入りDVD付
中川敬は冗談のように丸くなってしまってるけど、体形が。で、ついでに声も年を重ねて丸みを帯びた気がするけれど。
でも、やっぱり、どうしようもなく中川敬だった。
そして、何よりも、やはり。。。。。。歌詞が。。。
デビューから20年近く経つってのに、
そして、サウンド自体はどんどん「日本」へと戻ってきてるのに
今なお、痛いくらいにパンクだ。
あまりにストレートな時代批判は、でも、今やひょっとしたら、彼らしか出来ないのかもしれない。
歌で世界を変えるなんて、結局、今も誰も果たしてないけれど
歌で誰かをつなぎとめたまま、その人を変えていくことは出来るんだと思う。
その人が、ずっと何かに対して疑問を持ち続けてさえいるならば
再び、出会うときは来るんだと思う。
誰かに。そして、何かに。
あたしにとっては、多分、それがソウルフラワーユニオン。。。というより、中川敬なんだって気がする。
また。。。
遡って追いかけたくなった。20年ぶりに。